防水

ビル、マンションの屋上防水について/〜ウレタン防水通気緩衝工法〜東京都、防水リフォーム

・ビルやマンションの屋上ってどうなっているの?
・漏水の起きやすい箇所は?
・防水の施工手順は?

ビル、マンションオーナー様も意外と知らない防水のあれこれを徹底解説します!

ビルやマンションの屋上ってどうなっているの?

屋上は、屋根と違い人の出入りが出来るスペースです。
ここでは、屋上ならではの特徴や、屋上のチャームポイントとも言える機能性を備えたパーツをご紹介します。

  • 塔屋(ペントハウス)

塔屋(トウヤ) とは、マンションやビルの屋上に見られる、突き出した部分のこと。 一般的には、階段室やエレベーターの機械室(巻き上げ室)、倉庫、空調・給水設備室、高架水槽などに使用される。 商業地の高層ビルなどでは、塔屋を囲むようにして広告看板が付けられることも。

建築基準法上では、水平投影面積が建築面積の8分の1以内、かつ高さが5m以下の塔屋については、建築物の高さおよび階数に算入しないという特例が定められています。

  • 改修用ドレン

既存保存層を撤去するということは、雨漏り発生の危険性が高まるということです。 そのリスクを解消すべく生まれたのが「改修用ドレン」。 防水リフォームの際に、既存ドレンにひと回り内径の細いドレンを差し込むことで、排水口廻りを解体撤去をすることなく、排水力を一新できます

  • 脱気筒

脱気筒とは、屋上の防水層と下地(コンクリートなど)の間に発生した水蒸気を排気するための筒のことです。 屋上の下地コンクリートは、日常の雨や屋内の湿気・水分を含んでおり、昼夜の温暖差や太陽の熱により水蒸気を発します。 この水蒸気が防水層との間に発生すると防水層が膨らみます。


漏水の起きやすい箇所は?

雨漏りの原因は主に施工に使われる、防水層・コーキング・笠木・パラペット・排水口・トップコート・コンクリートなどの劣化が原因です。 き裂や穴あき部分から雨水が屋内に浸透するので、雨漏りの被害に繋がります。 このような劣化に対応するには一般的に使われる素材の耐用年数から、10年程度でのメンテナンスが必要です。

トップライト立上り部分
笠木立上がり部分
ガラスブロックシーリング部分

防水の施工手順は?

マンションの屋上防水工事の施工手順を解説していきます。
屋上防水の工事として選ばれることが多い『ウレタン防水通気緩衝工法』を例に解説します。
ハーツの施工のおおまかな流れは、以下の通りです。
1.水洗い高圧洗浄
2.既存の下地の撤去
3.防水下地調整剤の塗布
4.シーリング打ち直し
5.通気シート敷き込み
6.改修用ドレン、脱気筒の設置
7.目埋め剤塗布
8.プライマー塗布
9.ウレタン塗布
10.トップコート塗布

それぞれの工程について詳しく解説していきます。
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.水洗い高圧洗浄

ハーツでは施工前に屋上の高圧洗浄を行います。砂利や泥、雑草などを撤去し、排水口の詰まりを綺麗に取り除きます。

2.既存の下地の撤去

既存の防水下地を撤去します。この時に笠木の立上がり部分も取り除いてゆきます。

3.防水下地調整剤の塗布

下地調整剤とは、下地を平滑にするための材料です。アスファルト防水用材料、ウレタンゴム系塗膜防水や塩ビ系シート防水等、様々な防水に適した下地調整材を用途により使い分けます。

4.シーリング打ち直し

笠木やトップライト周辺、その他入隅(いりずみ)のシーリングを打ち直してゆきます。こういった入隅部分はひび割れが起きやすく漏水の原因となることが多いので入念にチェックします。

5.通気シート敷き込み

通気緩衝シートは、下地に含まれる水分による防水層のフクレを防ぎ、下地の挙動を緩衝します。 下地が押さえコンクリートなどで、水分が多く含まれているマンションやビルの防水に適した素材です。
シート用プライマーを塗布し屋上前面に敷き込んでゆきます。

6.改修用ドレン、脱気筒の設置

既存のドレン管に改修用ドレンを差し込み、隙間を埋めて施工します。

さらにシート防水の上に脱気筒を設置します。

7.目埋め剤塗布

シートの上から目埋め剤を塗布してゆきます。塗布完了後乾燥させます。

8.プライマー塗布

立上がり及び笠木部分にプライマーを塗布します。

9.ウレタン塗布

ウレタン防水は1層目を塗布して乾かした後、2層目を塗ります。立上がり笠木部分も同様にウレタンを塗装します。

10.トップコート塗布

立ち上がり笠木部分、平場部分にトップコートを塗ります。防水の工程としてはこれで施工完了となります。
仕上げに撤去した手すりや、排水溝カバーなどを設置します。


ハーツの顧客リピート率が高い理由

ご覧いただいただけでも数多くの工程が必要な屋上防水ですが、漏水を防ぐためには徹底した丁寧な施工が必要です。ハーツの熟練した職人技術と、工事したら終わりではなく、アフターサービスやいざというときの充実した保証もお客様から大変ご好評頂いております。
アフターサービスや保証がないと、万が一施工不良があった際に損する恐れがあります。
工事後のアフターサービスや保証があると万が一の際も安心です。